【8】本当の幼児教育とは?
さて、ここまで子供ちゃれんじを例に、幼児教材(幼児教育)についてお話してきましたが、教材にしても、普段のおもちゃにしても、子供の能力を成長させるにあたって、忘れてはいけない重要なポイントがあります。
まず考えて頂きたいのですが、
「子供の成長とは、何が成長していくのでしょう?」
もちろん経験もそうですし、言葉や判断力、想像力なんかもそうでしょう。ただ、経験にしても、言葉や判断力、想像力も、それらが単独で発達するのではなく、それらを司っている脳が発達するのです。なので、最近では幼児の右脳開発教室なんかもたくさん出来てきていますよね。
では脳はどうやって発達していくのでしょう。
結論から申し上げますと、それは「五感」です。よく間違えられていることで、脳が発達しているから、五感や能力が高くなると思われがちですが、それは誤りです。それならば、人間よりもイルカの方が脳の容量も大きいですし発達しています。
それとは逆で、人間は視覚や聴覚、そして他にはないのが細かな指を使った触覚など、五感を通して色んな物を体感していくことで、脳が発達していくということが、最近の脳科学では常識です(イルカは脳が大きくても、指などの細かい触覚がないため、使われていない部分が多いのです)。
つまり、幼児教材にしても、教育にしても、それらをフルに使えるものが望ましいということです。
以前、映画監督の宮崎駿さんがこうおっしゃっておられました。
「私のところへこんなハガキが来るんです。幼い子供と毎日トトロのDVDを見てますって。そんなことはしてはいけません。映画は視覚と聴覚だけしか使ってません。そんなのを毎日幼い子供にしていたら、その子はどうなるでしょう。今すぐおやめなさい」
と。さすが本当に子供や人々のことを考えてらっしゃる方は違うなと、改めて実感しました。


